alpenfrau

 

信州とアート

信州の街|信州のみどころ|信州への移住|アート|信州の宿

 

浮世絵版画ができるまで

 1)版元(出版者)どの絵師になにを描かせるか企画します。 幕府の検閲に作品を提出する責任者でもあり、販売、広告を おこないます。

  2)絵師は原画を描きます。これを「版下」といいます。版下 は墨一色で描き、版元に出します。

  3)彫師は版下を版木にはり彫ってゆきます。細かな所は彫師 が決めます。彫り終わると墨摺りをつくり絵師に返します。

  4)絵師は版下の墨摺りに色の指定をします。

  5)彫師は色の数によって色板を用意し、掘り起こします。

  6)摺師は出来上がった色板を順に刷り上げて完成させ、版元 や絵師に確認を求めて量産します。ぼかし(グラデュエーション) なども摺師の仕事です。

 

版型と用紙

 

  浮世絵版画に使う紙の条件としては、特に多色刷りの錦絵には繊維が長く、耐久性があり、柔らかく、絵具の吸収がよく、表面の滑らかな紙が適しています。初期のころには美濃紙や仙花紙などが使われましたが、錦絵の頃には奉書紙が使われました。 版型(大きさ)も同じ呼び方でも使われる紙によってまちまちですが、錦絵の頃には大奉書(39cm×53cm)小奉書(約33cm×約47cm)が使われ、大奉書の半分の大きさを「大判」、その半分を「中版」といいました。小奉書の半分は「間版(あいばん)」、その半分を「小判」といいます。

 

 絵具と顔料

 

江戸時代の顔料は植物や鉱物を原料としたものが多く、

色     原料  

紅     紅花

黄     ウコン草 海棠(ずみ)の木 雌黄(しおう)の木          

      石黄<硫化砒素>

藍     藍 露草 朱 水銀<酸化水銀> 紅殻(べんがら)<酸化第二鉄>  丹<酸化鉛>

白     胡粉(蛤の貝殻)<炭酸カルシウム>

黒     墨 などですが、

1829年から舶来の化学染料が使われました。 ベロ藍、ムラコ(紫)、ローダミン(桃色)などで明治期にはアニリン赤のような染料がつかわれケバケバしい色使いとなります。